トップメッセージ 代表取締役執行役員社長 伊藤 正義
「技術のマエダ」と
いわれる理由
会社の設立は1962年です。当時、トンネルやダム工事が多い長野の地に土木機械の整備を担う技術者が集められ、前田建設工業篠ノ井機械工場が開設されました。その卓越した技術力を活かし、将来にわたり永久に残る企業にしようとできたのが当社です。その後優れた機械サービス技術が認められ、世界的建機メーカー「コマツ」の総販売代理店としての事業を展開する一方で、独自の製品開発にも力を注ぎ、「かにクレーン」などの自社ブランドを築いてきました。現在では、販売代理店事業と製品開発事業の両輪で事業を推進し、より多様なニーズに応える企業へと進化を遂げています。「技術のマエダ」という言葉は創業当時から今日まで脈々と受け継がれてきた私たちの根底にある大切な礎となっています。
目的は
「インフラを支え、人の暮らしや命を守る」
2021年に当社はインフロニア・ホールディングスの一員となりました。この新たなチームの中で、グループ企業との人事交流や技術開発を通じて、さまざまなシナジー効果が期待されております。これにより、当社はこれまで以上に成長し、社会に対する技術と価値の提供をさらに強化していくことができると確信しております。
長年、当社は社会基盤の整備において重要な役割りを果たしてきました。これからも社会・地域の安全・安心のサステナビリティを目指し、人々の豊かな暮らしを支えるインフラ整備の一翼を担っていきたいと考え、会社の目的を明確に言語化しました。それが「インフラを支え、人の暮らしや命を守る」です。これまで培われてきた「技術のマエダ」の強みを存分に活かし、この社会課題の解決のために一丸となって取り組んでいきます。
また、インフラ整備に携わる製作会社として、ポリシーの中心に据えているものは「安全」です。高機能・ユーザビリティを追求するのは当然ですが確かな安全技術を駆使し人の命を守ることは最終的にはユーザー、ひいては社会インフラ整備への最大の貢献になると信じています。
世界的ブランドに
携われること、
そしてメーカーである
ことの魅力
当社には社員の皆さんにとって魅力的なフィールドがいくつもあります。一つは世界でも最先端の技術をもつ「コマツ」商品に存分に携わることができること。コマツには「ブランドマネジメント」という考え方があり、単にお客様に機械を提供するのではなくお客様のビジョンを一緒に見つめ達成することを目的としています。高い技術を武器にユーザーとともに未来を創造していく、社員にとって自己実現の喜びを大いに感じられるフィールドです。
もう一つは自社ブランドをもつ「メーカー」であること。当社を代表する「かにクレーン」などの製品は高い評価を受け世界中で使われています。設計から製造・営業・サービスとすべてを担っているので得意分野に応じて活躍のフィールドが用意されています。最終製品を社会に提供し貢献できる喜びは当社ならではのものだと感じています。
環境負荷低減につながる開発も積極的に行っているところです。バッテリー式クレーンの開発をいち早く手掛け市場投入しました。また、インフラ整備に必要な特殊機械などの自動化や遠隔操作など、新たな価値創造に向け様々な研究開発も行っています。
風通しのいい企業風土が人を育て、新しい価値を生む
当社の魅力の一つは、何といっても風通しの良さではないでしょうか。
このオープンな企業風土は新たな価値創造にも大いに役立っています。ひとりの社員の発想・提案が共有され実際に製品化につながった実績もあります。社員それぞれの個性や得意分野を活かし自己実現につなげていける風通しの良さは当社の大きな魅力であり強みだと思います。
また当社は“MAEDA働き方改革”を掲げ「社員一人ひとりがゆとりをもって働きやすい会社」に取り組んでいます。プライベートな時間の充実は仕事へのモチベーションを自ずと高めるものです。本部や部署間をまたぐ交流も盛んでマラソン、バイク、ゴルフ、バンドなど、趣味を通じて楽しんでいる社員も多くいます。
ものづくりやサービス技術をコアにして「インフラを支え、人の暮らしや命を守る」という価値観に共感していただける皆さんとともに、「技術のマエダ」をさらに進化させインフラの未来を創造していけたら嬉しいですね。
代表取締役執行役員社長 伊藤 正義